2011/11/23

君を想って海をゆく -WELCOME-


監督:フィリップ・リオレ
主演:ヴァンサン・ランドン、フィラ・エヴェルディ、オドレイ・ダナ

イラク国籍クルド難民のビラルは、フランス最北端の港町カレにたどり着いた。恋人ミナの住むロンドンに行くためには、目の前のドーバー海峡を渡らないといけない。トラックの荷台に忍び込み密航を試みるが失敗、ビラルは海峡を泳いで渡ることを決意する。偶然出会った水泳コーチのシモンに、レッスン料を払い水泳の指導を求める。ビラルの目的に気付いたシモンは、その無謀な試みを諦めるように忠告するが…。(goo 映画より)


後輩のブログを読んで気になって観ました。テンポがゆっくりでしたがいい映画でした。アメリカ映画にヒューマンドラマという組み合わせにはあまりピンと来ないんですが、そういう意味ではフランス映画のほうがとても情緒があり、「人としてその行動は正しいのかどうか」なんていう内容がちょっと重めものが多いですが、ヒューマンドラマ系の映画の良いところなんじゃないかと考えながらいつも観ています。今回も色々考えさせられました。


個人的には邦題のタイトルではなく原題のタイトルにぐっときました。
「WELCOME」が原題のタイトルで、「君を想って海をゆく」が邦題用のタイトルです。
なんでこんなにもタイトルが違うのか。私は文化の違いのせいだと考えています。原題をストレートに表現できないのは日本とフランスの文化や環境が違うからではないかと想います。気になる人は映画を観て考えてみてください。

2011/11/22

インスタント沼


監督:三木聡
主演:麻生久美子、風間杜夫、加瀬亮、松坂慶子

出版社に勤めるハナメは、ビミョ〜な女性誌の編集者。微妙すぎて売り上げが伸びず、ついに休刊。会社を辞め、好きな男にもフラれ、人生をやり直そうと思った矢先に、ハナメの父親が沈丁花ノブロウという知らない男である事実を知る。確かめようと実家に行くと、母親は河童を探しに行って池に落ち、病院に運ばれていた。手紙の住所を頼りに、沈丁花ノブロウを訪ねると、そこは「電球商店」という怪しげな店だった。(goo 映画より)


 やっと借りられた1本。地元のツタヤ行くといつもなくて、ようやく借りられました。そして予想通り麻生久美子はかわいかった!とか言ってるけど、実際私よりも10個上!
おと な り 」で初めて麻生久美子主演の映画を見て「演技上手いなー」って思いました。気になり始めてYouTubeで「シーサイドモーテル」も見ちゃいました。「おとなり」のときはすごく大人しい役柄だったけど、この「インスタント沼」の中では考えるよりも先に行動してしまうという能天気(?)な役柄で、でも見事に役柄にハマりきっててすごいなと思いました。役柄の幅が広い役者さんは尊敬してしまいます。 


映画の感想は「元気もらえたー!!」 の一言です。内容が現実的じゃないし、かなりゆるいうえに、やりとりのタイミングがかなりツボでした。麻生久美子の演技が、演技というよりも、素で演技してる感じがして、それが逆に良い印象になったのかも。

元気が出ないときは「アレ」をやろう!
「アレ」が気になる人はぜひ観て下さい。
観れば分かります。