今週の特別講義は長藤寛和さん。2年前の勉強会以来です^^
長藤さんは個人のデザイン事務所、SwingShape、iiiflow(スリーフロー)という3つの会社を経営されていて、さらにまたスリーフローから三階ラボという会社も設立しています。
これからの時代、1人でやりつつも他の人とプロジェクト単位でくっついたり離れたりしながら仕事をしていくやり方もありとのこと。でもそれが出来るのはもちろん個としての実力があるのが前提の話です。
今回は事例としてBiND3とLiFE3、今までの作品を紹介して頂きました。BiNDのバーション1.0ではシンプルな作りにして、英語を使わずにカタカナを使用することで親しみやすさを優先したそうです。
BiND3のロゴデータを見せて頂きました。色々なところに使われることを考えてレイアウトも少しずつ変化させて用意しておくそうです。
これはダウンロードやウェブで使われるアイコン。アンチエイリアスを考慮しつつ、ベクターでも作るそうです。
LiFEではバージョンアップするごとにロゴを変えるようにしていて、3.0では前よりパースを弱め、星を入れて少しポップな感じにしたそうです。
これはBiND3.0のパッケージ。前のバージョンではパッケージにコストを欠け過ぎてしまったことが問題で、誰も読んでくれず、作り手の自己満足になってしまったそうです。そこで100ページあったマニュアルを1枚に凝縮。言葉の説明だけに絞った結果、1枚で十分収まったそうです。
これはLiFE3.0のパッケージ。卓上にあるのはウェディングバージョン。2.0から3.0に移行する際、営業から店頭で売るには既存の大きさが絶対条件と言われたそうです。そこでDVDのケースを丸ごと見えるようにしたらどうだろうかと考え作ってみたところ、好評でそのまま店頭に並んだそうです。
5月で配信が終わってしまった『刻時淡淡』のデザイン案も紹介して頂きました。『100案』には学生時代の鉛筆削りのスケッチなどで慣れたそうです。
ここで大事だとおっしゃっていたことは
○やる気と責任感があれば年齢も場所も関係ない
○1デザイナーも勝負出来るビジネスが今後増えるはず
◎これは面白いと思うことをとりあえずやってみる。賛同者はきっといるはず。
アイデアを出す時は必ず紙とペンでアイデアスケッチをするそうで、iPad仕様に合わせてB5のノートを自分で作成して使っていると、実際に使っているものを見せてくれました。喫茶店でしかアイデア出しはしないと決めているそうです。
今回一番伝えたいことは「Illustratorをデザイン母艦に!」
写真のトリミングなどはフォトショのほうがいいとか、そういう例外はあるけれど、基本はイラレで作っていくようにしましょう!とのこと。
CS4になってからアートボードが複数持てるようになったので、それを活用して1ページで管理出来るようにする!そうすればイラレ上で出力も出来るし、そのまま書き出しも出来る。
作業の流れは
1)idea sketch
↓
2)Illustrator
↓
3)Flash,Photoshop,AfterEffect,InDesignなど
アートボードの下部分にそのアートボードのタイトルや日付などを入れて作業の遷移が確認出来るようにしておくといい◎
「長藤さん+イラレ」と聞くと、2年前の勉強会で「ショートカット使いこなそう!」を連呼されてたことを思い出します。
2年経った今、あれからちょっとは覚えたけれど、イラレはまだ未知の世界のままです。
懇親会ではiPadでドラえもん大会w
先生のドラえもんが面白かったw
また是非講義に来て欲しいです^^
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