2012/01/18

BURLESQUE



監督:スティーブ・アンティン
主演:クリスティーナ・アギレラ、シェール、スタンリー・トゥッチ他

成功を夢見てロサンゼルスにやって来たアリ。テスという女性が経営している“バーレスク・ラウンジ”で行なわれているダンスショーに魅せられ、バーテンのジャックの家に居候しながら、ウェイトレスとして働き始める。やがてバーレスクのダンサーになったアリは、ショー中のアクシデントをフォローするため、歌声を披露した。その歌唱力が認められ、アリは一躍バーレスクのスターになる。アリの人気でバーレスクの客も増えていくが・・・。(goo 映画より)


久しぶりに1つの映画にはまりました。しかもミュージカル映画!ずーっと繰り返し聞いてます。もう日本語はだいたい覚えちゃったので、字幕を英語にして、耳の衰えを防ぐために聞きとり練習をしてます。・・・が、おかげで作業に全然集中できません(笑)


この映画は留学中に飛行機の中で見て、ずっと見たいなぁって思っていたんですが、新星堂行ったら3枚1000円になってたので買っちゃいました。アクション系とかラブコメディ系でも面白い映画はたくさんあるけれど、やっぱりミュージカル映画が見ていて一番楽しい!しかもWikipediaに聞いたところ、ポスターの左側にいるシェールはなんと私のお母さんと同い年!!!なのに劇中ではかなり脚出しててビックリしました。さすがグラミー賞受賞者!(これもWikipedia情報)


サウンドトラックも借りました。もちろん曲も聞いてるだけでも楽しいんですが、やっぱり映画から入っちゃったからダンスがないと寂しいです。一番最後の"Show Me How You Burlesque"は特に!あと"Tough Lover"はEtta Jamesの曲をクリスティーナがカバーしてるんですが、それもかなりいいです!


あと、スタンリー・トゥッチ!私の好きな俳優さんの1人です。私の好きな映画にはいつもいい感じの脇役で必ず出てます。もう、あのおどけた感じの顔が大好きです。あと必ず髪の毛ネタを入れて来てる(笑)そういえば、やっと名前覚えられました。ちょいちょいスペイン語が出てくるのは何でかなぁって思ったら、スペイン出身だったからだそうです。


主演のクリスティーナの他の曲をYouTubeで聞こうと思って調べてたら、かなり激太りしててショックでした・・・。映画のときのクリスティーナはいずこへ・・・。YouTubeで劇中と同じ曲を何かの番組でやってるのがアップロードされてたんですけど、見るに耐えない体型でした。サントラを聞き飽きるくらい聞いたらアルバムでも借りようかな、と思います。

2011/12/13

阪急電車 〜片道15分の奇跡〜


主演:中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子
監督:三宅喜重


宝塚~西宮北口間を約15分で走る、えんじ色の車体にレトロな内装の阪急今津線。その電車に、さまざまな“愛”に悩み、やりきれない気持ちを抱えながら、偶然乗り合わせただけの乗客たちがいた。後輩に婚約者を寝取られたOL。カレシのDVに悩む女子大生。息子夫婦との関係がぎくしゃくしている老婦人。セレブ気取りの奥様たちとの付き合いに疲弊する平凡な主婦。おしゃれな大学になかなか馴染めない地方出身の男女。年上の会社員と付き合いながら、憧れの大学を諦めきれない女子高生。電車内という限られた空間で、それぞれの人生がほんのちょっと重なり合い、影響し合い、そして離れていく…。(goo映画より)

最近邦画傾向にある私ですが、私のなかでは上位ランクに入る、とてもいい映画でした。
内容はとてもよかったけれど、配役がもうちょっといい人いなかったかなぁ、と。
個人的には孫役やってる子は生粋の関西生まれの子にやってもらいたかったです。

自分の中でも普段考えていることがいくつかの台詞となっていて、見ながら「うんうん」とうなづいていました。私の母は同級生のお母さんたちとは一回り違うので、自分の考え方は古くさいのかなと思っていたんですが、映画を見ていて、世間的には必要な考え方なのかな、と思いました。1人くらいこういう人間いてもいいのかな、と。

ポスターの通り女性のキャストさんが多いので、自然と女性視点の映画になっていました。なので共感が持てたのかもしれません。女性の方、必見です。

2011/12/12

テクノロジーアート 鈴木康宏さん

テクノロジーアート。
今日の特別講師は鈴木康宏さんでした。


まず最初に自己紹介から
・たまたま今の自分にたどり着いた
・自分でも特定して「 」と言えない
・どこにも所属していない
・優柔不断
・高校3年・・理系にいたけれど数学ができない(ピンチ1)
・逃げ道として美大へ 幼いころ実家のスーパーの道具で工作していたそうです
・美大でのデッサンの授業でショックを受ける 卓上で描くことには慣れていたけれど垂直な面に対して描けなかった



「話すことで、ワークショップをすることで、自分の振り返りになる」


鈴木さんにとって「話すこと」や「ワークショップをすること」は創作活動の一部だそうです。そういう切り出しからパラパラマンガの映像を見せていただきました。鈴木さんは小学生のときからポストイットを使ってパラパラマンガを描いていたそうです(ポストイットも当時は高級品だったそうです)。大学生になって改めて描いてみると結構描けることに自分でも驚き、描いていくうちに徐々にストーリー性のあるものを描くようになっていったそうです。ストーリー性のあるものをかくことで「言葉にならなかったものが言葉になる」パラパラマンガをめくっていくときがまさにその瞬間で、「言葉にならなかったものが言葉になった」瞬間、その言葉にならなかったものに意味が発生することに気づき、ものを作ることで言葉の意味を見いだしているそうです。そうやって作品のタイトルをつけているそうです。

メトロノームの作品をパラパラマンガで描いたとき、普通になってしまい、どうしようと考えたときに手前の紙に写った線をなぞってみると次の動きが見えるということに気づき、パラパラマンガを考えた人もこれには気づかなかったんじゃないかと思ったそうです。今まではパラパラマンガにストーリー性を持たせたものを描いていたけれど、自分の表現手法ではなかったこと、そして「裏を使う」という表現手法を発見したそうです。




「作品を作ったときのインパクトが大きいほど、次の作品への影響が大きい」ともおっしゃっていました。


大学3年、卒業することを考え、崖っぷちだと気づいたそうです(ピンチ2)。一線で活躍しないといけない!とわかっていたけれど、専攻していた家具デザインをもとに家具デザイナーになる気はなかったそうです。それでも卒制では「椅子の定義」として椅子が1つあることで空間が生まれることをテーマに作品制作を進め、椅子の影が音符(♪や♬)になることに気づき、回転する台の上にミニチュアの椅子を置き、一点から照明を当て、その様子をビデオカメラで撮影し、プロジェクターで投影するという作品を作成されていました。
なかなか美大の卒制の意味を理解するのは大変です・・・。

卒制でプロジェクターを使っていた流れで、『Global - Jangle』という作品を作成 され、オーストリアのLinzでのメディアアートのコンペに入選されたそうです。仕組みとしては日中ジャングルジムで遊んでいる子供たちの様子を撮影し、夜になってから、回転している状態のジャングルジムを面として使い、そこに撮影した映像を投影することで、あたかもそこに子供たちが遊んでいるように見える、という作品です。オーストリアにはジャングルジムがなかったため、道具をすべて持参し、現地で組み立てたそうです。この作品については3年間考え続けていたそうです。



・ものを作っておわりではない
・そこから何が生まれたかを発見、体験することまで考える
・どこにも所属していない=幼稚園の前の状態→自画像を描くじゃないけど自分の状況をスケッチしていた
・作品を作り続ける→社会(イベントや企業など)につながった
・社会性を考えて作品を作るのではなく、作品を社会につなげていく

このりんごのけん玉もmore Trees という森林保全活動をされている団体から発売されているものです。





話を聞いていると、鈴木さんが途中何度かおっしゃっていたように、自分自身を模索するために話しているんだなと感じました。講義という場ではあるけど自分が今に至る経緯ややってきたことを振り返りながらそのときどういうことを考えていたのか、「そうそう、それでね」と思い出しながら話されていました。なので話の流れは上がったり下がったりでした。
まだまだ模索中で、それを整理するための講義。
昨年は時間オーバーだったそうですが、今回も1時間半の講義では話しきれないほど、1つ1つの話にいろいろな想いが詰まっていて、作品を作るたびにいろいろな考えをめぐらせていらっしゃることが伝わってきました。

授業のあと、3年生や4年生が鈴木さんの著書の「まばたきとはばたき」を持ってサインをもらっていました。鈴木さんのスケッチが満載の本で、鈴木さんのようなテイストのスケッチは大好物なので欲しいなぁと思って帰りに丸善に行って探したんですが残念ながら見つかりませんでした。。。

2011/12/09

2011年度HCD研究発表会

昨日はHCD研究発表会で口頭発表させていただきました。
これで卒業に一歩近づいた・・・。

会場は後楽園駅の近くにあるビルの26階で、なんとなくいつもの感じ(2、30人くらいの部屋)かと思っていたら、東京ドームを見下ろす窓のある大きなホールでした。
着いたときはまばらだったのに、始まるときにはほぼ満席状態で、80人くらい(いやもっと多かったかも)いました。ビックリ…。



発表は予備審査のときの2倍の時間があり、予備審査で省いていた内容も含めながら話していたんですが、全然うまくまとめられていないことが、話しながら自分でもわかってしまいました。やってきたことを話すだけなのに、どうしてこうもうまい言葉が出てこないんだろう・・・。

○発表後の質疑応答での質問
・検証実験の目的と結果がない
・55歳から69歳までにした理由は?
・高齢者特性が調査協力者全員に適応できるわけではない。その対処は?
・特性を満たしている人と満たしていない人、その区別は?
・今後、その特性のことを踏まえて検証をするのか?

発表後に質問していただいたのは常磐大学の伊藤先生でした。名刺を頂いて、どこかで名前みたことがあるような・・・と思ったら『ユーザー工学入門』の著者の方でした。口頭発表が全部終わった後、伊藤先生に挨拶しに行ったとき「興味があって聞いていたのだけど、どうしても検証実験の目的が理解できなくて。とても面白い内容だから、ちゃんと話の流れがまとまっていればわかりやすい」「話を聞いている限り、焦点が散漫しているような気がする」と意見をいただきました。

おかげでモヤモヤしてたものが取れて少しスッキリしました。

あと、帰り際に先日の人間中心設計フォーラムで初めてお話しした和井田さんともお話できてよかったです。オープンラボの発表のときも質問されたんですが、やはり会社の中でHCD関連の活動をされている方からするとどうやってリクルーティングしているのかが気になるようです。「人脈を頼りに・・・」と答えて「大変だったでしょー!」と言う方と「うーん人数的にそれでいいの?足りないような・・・」と言う方と2通りに分かれるパターンが多いです。後者で攻められると・・・何も言えません。今はあくまで手法の提案が主で、本格的に手法を使って気づきを得るにはもっと人数が必要なので、それは今後(卒業後)やっていければと思います。

次は1月の京都での発表なのかな。。
京都に行くなら重森三玲の自宅庭園に行きたいなぁ。

2011/11/23

君を想って海をゆく -WELCOME-


監督:フィリップ・リオレ
主演:ヴァンサン・ランドン、フィラ・エヴェルディ、オドレイ・ダナ

イラク国籍クルド難民のビラルは、フランス最北端の港町カレにたどり着いた。恋人ミナの住むロンドンに行くためには、目の前のドーバー海峡を渡らないといけない。トラックの荷台に忍び込み密航を試みるが失敗、ビラルは海峡を泳いで渡ることを決意する。偶然出会った水泳コーチのシモンに、レッスン料を払い水泳の指導を求める。ビラルの目的に気付いたシモンは、その無謀な試みを諦めるように忠告するが…。(goo 映画より)


後輩のブログを読んで気になって観ました。テンポがゆっくりでしたがいい映画でした。アメリカ映画にヒューマンドラマという組み合わせにはあまりピンと来ないんですが、そういう意味ではフランス映画のほうがとても情緒があり、「人としてその行動は正しいのかどうか」なんていう内容がちょっと重めものが多いですが、ヒューマンドラマ系の映画の良いところなんじゃないかと考えながらいつも観ています。今回も色々考えさせられました。


個人的には邦題のタイトルではなく原題のタイトルにぐっときました。
「WELCOME」が原題のタイトルで、「君を想って海をゆく」が邦題用のタイトルです。
なんでこんなにもタイトルが違うのか。私は文化の違いのせいだと考えています。原題をストレートに表現できないのは日本とフランスの文化や環境が違うからではないかと想います。気になる人は映画を観て考えてみてください。

2011/11/22

インスタント沼


監督:三木聡
主演:麻生久美子、風間杜夫、加瀬亮、松坂慶子

出版社に勤めるハナメは、ビミョ〜な女性誌の編集者。微妙すぎて売り上げが伸びず、ついに休刊。会社を辞め、好きな男にもフラれ、人生をやり直そうと思った矢先に、ハナメの父親が沈丁花ノブロウという知らない男である事実を知る。確かめようと実家に行くと、母親は河童を探しに行って池に落ち、病院に運ばれていた。手紙の住所を頼りに、沈丁花ノブロウを訪ねると、そこは「電球商店」という怪しげな店だった。(goo 映画より)


 やっと借りられた1本。地元のツタヤ行くといつもなくて、ようやく借りられました。そして予想通り麻生久美子はかわいかった!とか言ってるけど、実際私よりも10個上!
おと な り 」で初めて麻生久美子主演の映画を見て「演技上手いなー」って思いました。気になり始めてYouTubeで「シーサイドモーテル」も見ちゃいました。「おとなり」のときはすごく大人しい役柄だったけど、この「インスタント沼」の中では考えるよりも先に行動してしまうという能天気(?)な役柄で、でも見事に役柄にハマりきっててすごいなと思いました。役柄の幅が広い役者さんは尊敬してしまいます。 


映画の感想は「元気もらえたー!!」 の一言です。内容が現実的じゃないし、かなりゆるいうえに、やりとりのタイミングがかなりツボでした。麻生久美子の演技が、演技というよりも、素で演技してる感じがして、それが逆に良い印象になったのかも。

元気が出ないときは「アレ」をやろう!
「アレ」が気になる人はぜひ観て下さい。
観れば分かります。

2011/10/12

Last summer camp

9月5日〜7日、学生として最後の夏合宿がありました。
いつも通り、御宿の研修センターでした。
2日から台風が上陸していて、合宿と重なりそうでしたが、ちょうど過ぎ去ってくれて良かったです。おかげで3日間とも晴天でした。

1日目はいつもと違って午後をフルに使って、「嬉しい」をテーマにしたパターンランゲージのワークショップをやりました。ドキュメンテーター役だったんですが、ディスカッションに夢中になって途中書くのを忘れたりしちゃいました。
ここ1年間ディスカッションらしいディスカッションをしていなかったので楽しかったです。2年生や3年生も加わってくれたので新鮮でした。


あ、1日目のお昼ご飯は海鮮丼でした。
おいしかったー:D



2日目は午前中はワークショップの続きで、オープンラボに展示する作品、もしくは展示方法に1日目に出た嬉しいパターンを取り入れたアイデア展開と発表でした。



午後はYamaTubeグループでドッチボールしたり、海で遊んだり、YamaTubeの撮影したり、花火したり。花火のとき迷子の男の子が混ざってきて、集会所まで連れて行くのが大変だったな・・・。




3日目は、2日目にアイデア展開したもののペーパープロトの発表。



みんなの発表のあと、先生から「デザインとは」という話になりました。


「今年はまじめに・・・」と笑いながら話していた先生ですが、最後は「真面目」で締めくくられました(^^)

最後に毎年恒例の集合写真。37名!


隊長が「解散」って言っても、人数が多いからなかなか伝わらない。



そういえば3日目のお昼もまた海鮮丼でした:)



今回が学生として最後の夏合宿だったんですが、今までで一番ゆったり過ごせたような気がします。
一番年上だから?
寂しいような、寂しくないような・・・。