2010/05/29

ココ・アヴァン・シャネル

ココ・アヴァン・シャネル(公式サイト)

監督 アンヌ・フォンテーヌ
主演 オドレイ・トトゥ、アレッサンドロ・ニヴォラ

伝説のファッション・デザイナー、ココ・シャネルの若き日を描いた伝記ストーリー。
ファッション界に打って出る前の若いシャネルにスポットを当てることで、シンプルで動きやすいスタイルに頑固なまでにこだわった彼女の原点を探ろうとし た野心作。
孤児院育ちでお針子をしていたシャネルの夢が、デザイナーではなく歌手になることだったというのも面白い。芸能界での成功に育ちは関係ない。貧しい境遇 から独力でプラスの人生に這い上がりたいというシャネルのハングリー精神が見て取れる。今と違って20世紀初頭には女性が働いて自立するという概念がなかった。下層階級の娘は一生下働きで通すか、玉の輿に乗って人生を乗り換えるかの2つしか選択肢がない。シャネルがそのどちらも否定したことをキー・ポイ ントにしたのは、女性監督ならではの視点だ。
歌手になる夢が挫折し、裕福なエティエンヌ・バルザンの愛人として暮らしても、シャネルは自分の生き方を変えない。決して男に媚びず、言いたいことをズバズバ口にし、女学生のようなワンピースや時には男物のシャツやジャケットを改造して身につけるのだ。それは屋敷に出入りする娼婦まがいの女性たちと一線を画すためであり、コルセットのために自由に動き回れない装飾過剰なドレスへの反発でもあった。
映画のメインストーリーは、アーサー・カペルとの恋愛だが、その中に、黒という色に対する嗜好やシンプルなラインなど、シャネル・スタイルのオリジンを探すのが楽しい。シャネルはデザイナーをめざしたのではなく、ただサバイバルするために帽子を作り、洋服を作った。そんな彼女がファッション界の伝説になったなんて、ドラマチックすぎる。
Yahoo!映画より

…という、ココ・シャネルが『シャネル』として成功する前のストーリーです。上にも書いてあるけどまさか歌手目指していたとは。。。ファッションに興味があって成功したわけではなく、お針子経験から自分の服を仕立てるようになり、周りの人の服のダメだしをしたり、名声を手に入れるのも自分が望んでそうなったわけではなく、男に媚びずに生きるためであり、愛した人が支持してくれたからという背景にもまた芯の強さを感じました。

それにしてもアメリでも主演を演じているオドレイ・トトゥの眼差しは相変わらずかっこいいですね!

これはフランス版ですが、アメリカ版もあったんですね。トトゥ主演のほうしか知らなかったや。今度借りてこよ。

2 件のコメント:

  1. この映画コンピエーニュが写ってるんだよ!おれも見たい。

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  2. 台詞にもコンピエーニュって出てきて、あ、五代さん!って思いましたwトトゥ見てるとフランス語勉強したくなりますね。

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